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猫になる

 僕は無性に駆け出したくなった。つま先で大地を掻くように踏み出してみる。 大地が足を押し戻してくるような力強さが伝わってくる。 とても感触のいいスタートダッシュを決めることができた。 スピードものってきた。 もうじゅうぶん、からだを起こしているつもりなのだけれど、 やけに大地が近く感じる。その分、スピード感が増しているような気がする。 僕は木々の間を駆け抜ける。 …違う! これはテーブルの脚だ。僕は猫になっていた。

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