猫のアビーが僕らを起こす方法
朝の5時前後、アビーはゴソゴソと動き出す。
「おはよう、みんな! ご飯の時間だよ」と。
和室で眠っている僕らの傍らにある窓の障子にツメを立てて、僕らを起こす。その昔、初めて障子を破られてからというもの苦労して張り替えては、僕らはなにやかやとブロックを試みてきた。でも、最近はいくらパネルを立てかけていようと、いくら通年、出ている温風ヒーターを囲いごとブロックしていようと、その幅1cmもないパネルやフェンスにエイヤッ!と上り、ツメを立てる。まさかそんな細い所に上がって、伝い歩きするとは露ほども考えていなかった僕らを尻目におたおたとしながらも、前足はしっかり障子に伸ばし、ツメを立てている。その気配を感じて、障子に手がかかる前に起きて、アビーを確保する必要がある。ただ必ずしもそうできるとは限らない。眠気が勝り、布団から起き上がることができずにいると、カリ、カリ、バリッ!と破ける音が部屋に行き渡る。(あぁ、またやられてしまったぁ…)。アビーの障子への執着、いや、お腹の空き具合は相当なものらしく、障子を一掻きしたくらいではおさまらず、僕らが起きるまで、僕らがご飯の準備に向かうまで障子を掻き続ける。
(起きて、起きて、起きて! ご飯、ご飯、ご飯!)
1箇所破られたあとはもうこれ以上破られまいと、アビーの気配を察知して、未然に防ぐことを心がけていたけれど、破かれた箇所が2箇所、3箇所と増えていくごとに僕らの反応は鈍くなり、最近は諦念の観を覚えている。そしてこの夏、2、3ヶ月の内に我が家の障子は惨憺たるものに変貌している。今朝もパネルを伝い、フェンスへと進み、破かれた障子越しに顔を突き出し、「ずいぶん、明るくなってきたね。もうご飯を用意してくれてもいい時間だね」と外を眺めていた。「ごめん、アビー、もう少し眠らせてくれ」。2006年7月19日午前5時30分。
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コメント
あわ!あわわわ!!・・・時間の問題でしょうか?我が家も・・・
知らないうちにやってくれてまして、途方にくれております。
投稿: ベルリン | 2006年7月21日 (金) 01時34分
何かいい方法はないでしょうかねぇ。我が家は障子をはずして暖簾か何かを下げることを考え始めています。
投稿: Rhyme(らいむ) | 2006年7月21日 (金) 10時21分
>カリ、カリ、バリッ!と破ける音が部屋に行き渡る。(あぁ、またやられてしまったぁ…)。
わかります。
我家でこの音はワコが襖で爪を研ぐ音です。
正式な爪とぎ場はキャットタワーですが、自分に関心を向けさせる時にやってくれます。(^_^;)
お陰で時代劇のセットの長屋状態です。(T_T)
夏なので障子の代わりに暖簾もよいかもしれませんね♪
投稿: kuro-mama | 2006年7月24日 (月) 07時34分