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本『えんぴつで奥の細道』

okunohosomiti 僕は時折、趣が一風、異にする本を手に入れることがある。この本もそのひとつである。俳句や短歌に多少の関心があるものの、松尾芭蕉やら奥の細道やら、それがなんだ、という感じだ。それなのにこの本が目に飛び込んできて、ペラペラしたら、面白そうな切り口で構成されていて、買って帰ってきた。少し大きめで、少し薄い灰色の文字で文章が記されている。この部分は本を手にした者が自分で鉛筆を持って、書きなぞっていくようになっている。文字の、きちんとした書き方のワンポイントアドバイスも載っている。なぞっていけば、字も上手に書けるようになるしくみだ。指先から伝わる刺激は脳に達し、脳の活性化にもつながるようだ。さらにそれは時と場所を越えて、芭蕉との同時代へとタイムスリップをするかのように、読者が、いや、この本の場合、書き手が芭蕉の一歩後ろを一緒に歩んでいくような感覚になるのではなかろうかと思う。僕はわかりやすい、読みやすい字を書くほうで、時折、手書きでうまい字やきれいな字を見ると、(もう少し自分でもうまい字を書いてみたいな)と思うことがあり、そんな気持ちを見透かしたかのようにこの本は僕と出合うことになったような気がする。

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