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頑張る

 先日の休日、銀行からの帰り道沿いにあった眼鏡屋の前を自転車で通りかかった。店頭には眼鏡クリーナーが置いてあった。その日、出かけて間もないうちから眼鏡の汚れが気になっていたので、自転車に乗ったままクリーニングを始めました。するとすぐに店内から店員さんが駆け寄ってきました。「私がクリーニングいたします」と。眼鏡を洗浄液の中で揺らしながら、「ご自宅でも眼鏡をきれいにお手入れされているんですか?」と。「いいえ、そんなには…」「そうですか」そんなやりとりをしながら、手際よくきれいにしてくれている。「ネジが少し緩んでいるようなので、締めておきますね」「はい(随分、親切な応対だな)」と感心しつつ見ていました。最後にスプレーで泡を拭きかけ、「これを塗っておくと静電気を押さえることができて、埃や汚れがレンズにつきにくくなるんですよ」「へェ、そうなですかぁ、知らなかった、そんなのがあるのなんて…」先ほどまで薄汚れていたレンズがピカピカになっています。店員さんとは初対面でしたが、なんのきなしに話しかけてくる彼に僕も胸襟する思いで言葉を交わしていきました。(なかなか彼も頑張っているな)と思った僕は「そのスプレーはおいくらなんですか? こちらでも扱っているんですか? それじゃ一ついただいていきます」と言って、1,000円札を渡しました。包みに行くのも、お釣りを返しに来るのも小走りでテキパキしています。(んん、やっぱり彼は頑張っている)と思い、この衝動買いは価値があるな、なんて思えました。
 そして今日は久し振りに車通勤しました。ふとメーターを見ると、ガソリンがありません。今の社会情勢でガソリン代が値上げになっています。上がる前に満タンにしておこうと思いながらも、行きそびれてどこもかしこも値上げ済みです。でも、ガソリンがないと車は走らないので、今回ばかりはやむを得ずスタンドに立ち寄りました。いつもは会員カードがある、近所のところに行くことが多く、この時は通勤途中ということもあって初めての店でした。給油されるのを待つ間、店員さんがドアを開け、「社内を拭くためのものです」と言って布巾を渡してくれました。(おぉ、いつもの店とは違う!)と嬉しい思い。ここぞとばかりあちこちを拭きました。水拭きすると結構汚れているものだとわかりました。給油も終え、精算すると、お釣りを渡されるときに話しかけてきました。「もしよろしければ、なんですが…。拝見すると今のタイヤは99年のものなんです。まだ溝はあるようなんですが、思いがけないひび割れなどでパンクするということもあります。いま付けていらっしゃる●×△というタイヤも良いものなんですが、改良されたバージョンアップされた同じブランドのものが出ていますので、お見積りをお出しできますし、今後、ご検討ください」とタイヤのチラシを渡されました。布巾も初めてなら、こうしたセールスも初めての体験でした。ここでも頑張っている人がいました。いま、読んでいる本『アー・ユー・ハッピー?』の矢沢栄吉さんも、これまでの活躍の中においてもいろんな試練を乗り越えて、頑張ってきたんだってことが伝わってきます。こんな不景気の社会で頑張っている人はたくさんいます。僕も頑張らねば!って思いになります。自分探しとか、転職とか、天職とかいって、不惑の年齢に近いのに目標を絞りきれずにいる僕は多いに奮起を促された思いがしました。

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